[AWS] EC2インスタンスにEBSを追加でマウントするときのメモ

起動済みのEC2インスタンスにEBSを追加でマウントすることってあんまりないですよね。

というのもEC2インスタンスを起動するときに必要な数をマウントするように設定しておくのが一般的ですし、マウント系の設定についてもユーザーデータに書き込んでしまえばそれだけで解決します。
それをワンセットで行うCloudFormationやTerraformを作成しておけば、EBSのマウントについてはあまり意識する必要はないですからね。

しかし今回は起動済みのEC2インスタンスに対して、追加でEBSをマウントしたいケースがあったので手順を記載したいと思います。

対象のインスタンス


今回の対象インスタンスは、既に起動している状態のインスタンスです。
ルートボリューム用のEBSが1つだけアタッチされていますが、これと別にもう1つのEBSを追加したいと考えています。

EBS作成&アタッチ


まずアタッチするためのEBSを作成します。
アタッチ先のEC2インスタンスと同じアベイラビリティゾーンに作成するようにしましょう。


EBSが作成できたら、対象のインスタンスへアタッチを行います。
この際にデバイスのパスを控えておきましょう。


EC2インスタンスにEBSがアタッチできていることを確認できました。


続いて対象のインスタンスへsshでアクセスしてdfコマンドを叩いてみます。
しかしEBSをアタッチしているにも関わらず、ストレージが利用できません。

コンソールやCLIでEBSをアタッチするだけではなくマウントまで行う必要があります。

マウント手順


マウントポイントが存在するか調べるためにlsblkコマンドを叩きます。
$ lsblk -f
本来ならここにファイルシステムのタイプやUUIDが割り当てられているはずですが、何もないことがわかります。


そこでマウントポイントの作成を行うためにmkfsコマンドを実行します。
$ sudo mkfs -t xfs /dev/sdf


再びlsblkコマンドを実行すると、ファイルシステムの情報が表示されることが確認できました。


mountコマンドでEBSをマウントしてdfコマンドを叩いてみました。
正常に/mntに対してEBSをマウントできていることが確認できますね。
$ sudo mount -t xfs /dev/sdf /mnt

fstab編集も忘れずに

/etc/fstabに先ほどのUUIDを指定して

UUID=1fbd0305-e3c0-4654-9945-278d0bb237d6  /data  xfs  defaults,nofail  0  2

を追加しておくことをお勧めします。

そうすればEC2インスタンスが再起動しても自動的にEBSがマウントされるようになりますね。

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