[AWS] Amazon Chimeでオンライン会議しませんか?

リモートワークの推奨により、ZoomやDiscordなどのオンライン通話サービスで打ち合わせをするケースも増えてきたのではないでしょうか?

実はAWSにもAmazon Chimeというオンライン通話のサービスが存在します。

会議に参加する側は特に複雑な設定は必要なく、ブラウザからも参加が可能なため、ビデオ通話の選択肢としてありなのではないでしょうか。

また、本来であればAmazon ChimeのProプランは有料なのですが、2020年6月30日までの期間はAWSアカウントからAmazon Chimeを使用する場合に無料で機能が提供されることになりました。

AWS は、2020 年 3 月 4 日から 2020 年 6 月 30 日までの期間中に AWS アカウントから初めて Amazon Chime を使用するすべてのお客様に、当該期間中のオンライン会議およびビデオ会議用のすべての Amazon Chime Pro 機能を無料で提供します。これには、Amazon Chime Voice Connector、call-me、会議ダイヤルインなどの PSTN サービスまたは PSTN サービスに関連する料金は含まれません。すでに Amazon Chime を使用しているお客様は、AWS アカウントマネージャーに連絡して、この期間中に Amazon Chime の使用に対するクレジットの資格があるかどうかを確認することもできます。

これを機に、実際に触ってみるのも良いのではないでしょうか。

※追記
この記事がだいぶ読まれるようになったので、重要なところだけここに追記します!
Amazon Chimeはホスト側(会議を開く側)がAmazon Chime Proへの登録が必要で、招待される側は一切登録は必要ありません。

AWSからChimeを使う

Amazon Chimeを使用する場合は、実はAWS側の設定は一切不要で使うことができます

その方法は単純にAmazon ChimeのログインページからAmazonのアカウントでログインするだけです。

しかしAWSからAmazon Chimeを設定することで「チーム」や「企業」の設定が可能です。
「企業」向けの設定は、企業のもつドメインを登録するだけで利用可能になるのですが、私は個人のAWSアカウントで検証をしているため今回は試しません。

このステップでは「チーム」を作成してAmazon Chimeを使う方法を載せていきます。


AWSコンソールから[Amazon Chime]の管理画面を開き、[New Account]からチームを作成します。


チーム作成時にリージョンを絞ることができるのですが、基本的には指定をしないほうが品質の高い通話が可能になります。


チームを作成すると、チーム内の設定を操作できるコンソールを開けるようになります。
[Invite Users]からチームに追加するユーザーを招待してください。


ユーザーの追加はメールアドレスで招待することができます。
一度に複数人の追加も可能です。


招待された側には同意を求めるメールが届きます。


同意したユーザーは、AWSコンソールでは[Accepted]のステータスになります。
ここまででAWS側の設定は完了です。

Amazon Chimeを登録する


今回はブラウザ版で設定をします。
こちらのブラウザ版のログインページにアクセスして、AWS側でチームに招待してメールアドレスでサインアップを試みてください。


Amazon Chimeを使うためにはAmazonのアカウントと連携する必要があります

業務などで使用する予定の場合は個人のショッピング用アカウントではなく新規でAmazonのアカウントを作成しておくと良いかもしれませんね。


連携の際に登録メールアドレス宛に同意を求めるメールが送信されます。


メールでの承認が完了するとAmazon Chimeの準備は完了です。
この時点で、AWSに登録されたユーザーの情報はAmazon連携後の情報に上書きされます。

会議を開く


Amazon Chimeのコンソールを開くため、こちらのブラウザ版のログインページからサインインしてください。


Amazon Chimeのコンソールから[Start an instant meeting]から会議を開始することができます。


会議を開始するとIDが払い出されます。
このIDを知っている人のみが会議に参加できます。

一度生成した会議のIDは再生成するまでは変わりません
安全面を考えるのであれば会議を開くたびにIDを変更するのが良いかもしれませんね。


会議が始まるとこのような画面になります。

会議の参加者を招待するためには左上のMeeting IDの項目を押すことで招待URLを確認することができます。


招待URLはこんな感じです。

招待される側は招待URLにアクセスしてハンドルネームを入力するだけで参加できます。

会議を開くホスト側は準備が大変ですが、参加する側の敷居はかなり低いですね。

画面の共有、共有した画面を見る、カメラで顔を移す、マイクで通話する、チャット機能を使うなど基本的な機能は備えているので、大体のユースケースには対応できると思います。

おわりに

在宅でのリモートワークが増えて、オンライン会議をする機会も増えたことからAmazon Chimeを試してみました。

実際に試してみた感じだと、あまり画質はよくなさそうなのでZoomやDiscord、Slackの通話などで良い気がします。

ホスト側は設定が大変ですが、参加者側は簡単に参加できるためちょっとした話し合いとしての選択肢には良いかもしれませんね。

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