私の勤めている会社ではこのツールは採用していないのですが、工数管理に便利そうなものを見つけたのでご紹介します。
Jiraのアドオンである「Tempo Timesheets(クリックで開く)」です。
プロジェクトの管理にJiraを使用している方で、もっと厳密に工数を管理したい、レポートを作成したい場合には是非とも採用を考えてみてください。
メリット
・ボード課題やカレンダーでやることを追加するだけなので簡単
・ToDoリストの感覚でタイムシートに反映される
・プロジェクトや部署を横断した工数管理シートを表示できる
・コスト管理もできる
・レポートの出力が可能
・Jiraを導入している企業なら採用しやすい
・Slack連動あり
Jiraの登録
Jiraを採用していない場合には、Atlassian製品の紹介ページ(クリックで開く)からトライアル版があるので登録をしましょう。
Jiraのアドオンには様々な機能があるので、これを機会に導入を検証すると良いかもしれません。
トライアル版は7日間のみですが、クレジットカードの登録をすることなく体験することができます。
Gooleアカウントがあれば登録は簡単に完了するので、捨てアカウントを個人で取得して試してみると良いかもしれません。
ちなみに実際にJiraを利用する場合には、スタンダードプランが1ユーザーあたり840円/月となっています。
※よくみると無料プランもあり、トライアル版から無料プランへの変更も可能でした!
これはJiraを登録してプロジェクトをひとつ作成した後の状態です。
「ボード」と呼ばれる機能でプロジェクトに所属するユーザーの課題や進捗状況を割り当てることができます。
また、プロジェクトの説明ページや資料を置いたり、標準の状態でも様々な機能が備わっています。
Tempo Timesheetsの導入
さっそく本題です。
Tempo Timesheetsの製品紹介ページからトライアル版の登録(クリックで開く)が可能となっています。
体験版は30日間利用可能ですが、Jiraも体験版を使用している場合には実質7日しか検証期間はないことに注意です。
また、製品版では100ユーザー未満の場合で1人あたり360円/月の料金が別途かかります。(規模が増えるほど割引される)
今回は検証段階なので左上の「Try it free」を押します。
詳細が表示されるので、確認のうえ「Start free trial」を押すとJiraに機能が追加されます。
Jiraのプロジェクトページに「Time sheets」の項目が追加されていることがわかります。
その他にも右上にある「View in Tempo」からTempo専用ページに移動することができ、より詳細な情報が見られるようになっています。
Jiraでタスクを管理してみる
まずは普通にJiraのボードから課題を追加します。
すると「Tempo」という項目が追加されていることが確認できるはずです。
もしも表示されていない場合は、上部のチェックマークをクリックすると表示されるようになります。
課題を作成したらまずはプランタイムを作成します。
プランタイムでは、課題に対する工数を設定できます。
期間や合計何時間程度掛かるかなどの見込みを入力できます。
プランタイムで設定した内容は自動的にTime Sheetsに反映されます。
トータルでどの程度の工数が掛かるか一目で分かるので便利ですね。
ログタイムの入力
ログタイムでは、実際にかかった工数を管理できます。
課題を開いてログタイムを記入できます。
これも入力後にTime Sheetsに反映されます。
工数管理では実際の稼働時間の方が大切だと思うので、ユーザーにはこの項目の更新を失念しないようにした方がよさそうです。
ログタイムを直接入力する以外にも、稼働時間のタイマーを測定することができます。
課題のチケットの「Tempoを開く」を押します。
するとトラッカーズが表示されます。
タイマーの項目は複数作ることができるのでこまめに稼働時間を測定しておくことができますが、そこまでやると管理が大変になってしまうので運用ルールはきちんと定めておきましょう。
ログタイムの入力が反映されていることがわかります。
また、右上にある「View in Tempo」を押すと専用のコンソールを開くことができます。
カレンダーから直接課題を編集することも可能で、設定をきちんとしていればコスト管理や工数管理のエクスポートが可能のようです。
終わりに
今回は工数管理ツールを探していて、Tempoを触ってみました。
単純にプロジェクト管理をするのであればRedmineやRedboothなどもあるので、会社や事業にマッチした方法を選択すると良いかもしれませんね。
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