前回はAmazon WorkSpacesを使ったクラウド上のWindows環境構築について触れました。その時に考えていたiPadでのリモート作業ですが、Amazon WorkSpacesはコストパフォーマンスが悪く断念しました。
今回は自宅にリモート専用の小型PCを設置して、iPadからリモートアクセスによってWindowsを扱おうという考えになります。
購入したもの
・ノートPCライクなキーボード一体ケース
・スティック型PC
・スティック型PCの設定用に使うディスプレイ
・Swiftpoint(iPad用マウス)
・iPad
スティック型PCをセットアップ
購入したディスプレイに差し込んでスティック型PCをセットアップします。
特に面白みがないので参考にしたサイトを貼っておきます。
やる事は
・Windows Update
・リモートツール(Splashtop)のインストール
です。
Splashtopの使い方については以下のサイトを参考にさせていただきました。
・Splashtopのインストールと使い方
iPad側の準備
購入したキーボードとSwiftpointのペアリングをします。
App StoreからSplashtopのアプリをインストールします。
リモートアクセス元の設定についても先ほどのリンクを参考にしました。
アプリ内課金で年会費2,000円を支払いローカル外からのアクセスを有効にします。
自宅のIPを直打ちすれば無料で外部からのアクセスも可能なようですが、それはどうなのって事で支払うことにしました。
ひとまずiPadからWindowsマシンへのリモートアクセスができることを確認しました。
体感速度について
フレームレートを把握するためにYoutubeで適当な動画を再生させます。
ローカルネットワーク内では、フレームレート品質を最高にした状態でも20FPS程度(体感)でした。
しかし音はなかなか途切れず、画像に関してはブロックノイズなどの発生はほぼありませんでした。
続いて、外部からのアクセスを確認するためにスマートフォンからのテザリングでアクセスを試みました。
結論としてはローカルの時とほとんど変化なく、20FPS程度は維持していたと思います。
遅延速度はどちらも0.5秒〜程度は発生していると思います。
一つ気になるのがSplashtopの在中アプリがCPUリソースを結構食うことです。
しょっちゅうCPU使用率が99%になっていたので、リモート元であるスティックPCのスペック不足が遅延に響いてるのではと思っています。
※ リモート元はAtom Z8350 メモリ4GBです。
もちろんMacBookやMac miniをリモート元にすることもできます。
ただしMacOSをリモートするときはドライバを入れなければiPad側で音声が再生されない場合があるようです。
※ 必要なドライバはSplashtopのアプリ内で紹介されます。
そして現在
とりあえずiPadでもプログラミングやUnixコマンドが使いたくてリモートを開始したので、VS Codeをインストールしました。Windows10はLinuxコマンドを使用できるため、臨時の開発環境としては使えなくはないと思っています。
しかし、可能であればMac miniを設置してMacOSの環境で操作したいところです。
おまけ
Atom Z8350での動作確認のためDQ10のベンチマークを実施しました。
結論としては動かせはするけれども最低限の動作しかしないレベルです。
というかDQ10を動かすためにAtomのCPUを使うなら最低でもZ8500は必要になると思います。Z8750でもDQ10は一部マップが厳しいところがあるので、今回のリモート環境はあくまでもお試しという感じでした。
興味があれば皆さんも是非やって見てください。
個人的にはこの環境でもAmazon WorkSpacesよりはレスポンスが早くてコスパもいいので、おすすめできると思います。
ちなみに私の場合は小型PCやラズパイの熱暴走の対策として、冷蔵庫の横に置いています。
結露するほどではないですが、冷蔵庫の壁がひんやりしているので熱対策になっている感じです。
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