[LEVEL-15FX090] ゲーミングノートPCのメモリ増設とその後のベンチマーク


昔購入したゲーミングノートPCのLEVEL-15FX090ですが、eGPUに対応していないこともありメルカリで売却することにしました。
しかしメモリが8GBしかないモデルだったので、売却がスムーズになるように16GBへ増設することにしました。

せっかくなので、本モデルの分解方法とメモリ増設前後のベンチマークを取ってみます。

増設前

スペック
CPU Core i5-8400 (6コア6スレッドのデスクトップ用モデル)
メモリ DDR4-2400 8GB
グラフィックボード GeForce GTX1050Ti (4GB GDDR5)


まずFFベンチを2種類実行してスコアを確認します。

FF14ベンチでは9761
FF15ベンチでは3925でした。

FF15ベンチは実行する度に戦闘シーンのキャラクターの動きやカメラアングルが変わるためスコアにブレがありますので、あくまで参考程度です。

分解方法


本モデルではバッテリーの着脱が容易に行えるため、事前にバッテリーを外しておきます
コンデンサの放電のため、バッテリーを外してから5分程度置いておくと良いかもしれません。


ネジについては画像の赤丸で囲った6箇所にあります。
バッテリーの装着されていた場所にもネジ穴がありますが、基盤を外すために必要なネジなので無視して大丈夫です。

シール下やゴム足の中などには隠しネジはありません。

ネジを抜いたら必ず左上から反時計回りで順番にピックでツメを外します
画像右上の緑色で囲った部分は縦方向にツメが入っているので、隙間からピックを入れて取り外すことはできません。
その場所以外を抜いたら引き抜くようなイメージで引っ張ると外すことができます。


手でも取っ掛かりの隙間を作ることができるので、マイナスドライバでツメを外しましたが、筐体を傷つける可能性が高いのでプラスティック製のピックがあればそちらを使うのが良いでしょう。


ということで取り外すことができました。

拡張性としては
CPUは載せ替えが可能で、m.2ストレージと2.5インチストレージのスロットが1個ずつ開いていました。
メモリに関してはスロットが2つありますが、片方が空いている状態です。
流石はゲーミングノートパソコンというだけあって拡張性が高いですね。

今回はここにメモリを増設します。

メモリの増設


Amazonで4,000円弱で売られているPanramの8GBメモリを追加します。


特に難しいこともなく、空いているスロットに差し込んでパチンと押し込むだけです。

増設後のベンチマーク


増設後のスコアがこちらになります。

増設前後で比較すると
FF14ベンチでは9761 -> 10742
FF15ベンチでは3925 -> 3946
でした。

ベンチマークスコアは微増しましたが、
実は今回の増設ではメモリ容量がアップした恩恵は一切受けていません。

ベンチマーク中のメモリ使用量はどちらも5GB未満であり、元々の8GBでも十分に足りていたことになります。

ではなぜスコアが(特にFF14)上がったのかについては皆さんご存知の通り「デュアルチャンネル」が機能しているからだと思われます。

メモリが1つだけの状態と、メモリが2枚刺さっている状態では後者の方が一度にやり取りできるデータ転送量が多いので、スコアが大きく上がったのだと思われます。
検証はしていませんが、8GBメモリ1枚だったものを4GBメモリ2枚にしても同様にベンチマークスコアが伸びていたのではないかなと予想します。

おわりに

ゲーミングノートPC -LEVEL-15FX090- の分解方法と、メモリ増設によるゲームベンチマークについてまとめました。

結論として言えることは、もしもお使いのゲーミングPCがデュアルチャンネルに対応しているにも関わらずメモリスロットを持て余しているのであれば、迷わず増設すべきです。

メモリの増設は敷居も低いので、数千円のメモリ購入だけでゲームの動作が改善する可能性があります。
ただし分解を伴うため、保証がなくなってしまうケースや自信がない場合には、きちんとした機関に依頼しましょう。

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