[AWS] CloudWatch新機能の複合アラームはすぐ利用可能!

2020年3月4日に発表された新機能[Amazon CloudWatch で複数のアラーム]を設定してみました。

複数条件でのアラーム送信が行えるようになると、本当に対応が必要な通知のみを切り分けることができます。

例えばCPU使用率が閾値を超えていたとしても、サービスダウンをしておらずレイテンシーもほとんど発生していない場合にはそのまま経過を見守っても良い場合もありますよね。

今回リリースされた新機能を使えば、[CPU使用率が高い]かつ[レイテンシーが大きい]かつ[エラーレートが一定以上]の場合に通知を出すみたいな組み合わせが可能になります。

複数条件でのアラームを設定しておけば問題の切り分けも容易になるので、是非とも活用したいところです。

事前準備


事前準備として普通のアラームを作成しておく必要があります。

今回はこのブログのオリジンサーバーに対するヘルスチェックのアラームと、このブログで使用しているCloudFrontの5XX系エラーのアラームを作成しておきました。

これらのアラームは通知アクションなしにしてあります。

設定手順


複数アラームを作成する方法は非常にシンプルで、組み合わせたい複数のアラームのチェックボタンを押して[複合アラームの作成]を押すだけです。


すると選択したCloudWatchAlarmの組み合わせの条件がエディタに表示されます。
どうやらORかAND条件が使えるようで、デフォルトではOR条件になっていました。

この条件は複合アラームを作成した後でも編集可能です。


あとは通常のアラーム作成と同様に通知先の設定を行います。

今回は個人のメールに通知が送られるようにしました。


最後にアラーム名と説明を記入して完了です。
アラーム説明は後からでも編集できるので、組み合わせている内容も書いておくと便利かもしれませんね。


単体のアラームではCPU使用率などの参照するメトリクスのグラフを見ることができましたが、複合アラームの詳細画面ではアラームが発生したタイミングしか見ることができません。

とは言え組み合わせているアラームの詳細画面に遷移できるリンクが貼られているため、実際に確認する場合にはそれほど気にならないかもしれませんね。

終わりに

今回は新機能である複合アラームを試しました。

実際にCloudWatchAlarmを使って通知を送る場合にはたくさんのメトリクスを監視して大量のアラーム設定を作ることになると思います。

それらを管理しやすいようにCloudFormationでアラームを作成して、閾値の管理も一括変更できるようにしておくと良いですね。

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